大坂なおみに涙「重圧感じた」 初の五輪金メダルの夢、道半ば

女子シングルス3回戦で敗退し、一度会場から引き揚げたが取材エリアに戻った大坂なおみ(中央)=有明テニスの森公園

 金メダルの夢は道半ばで終わった。テニス女子の大坂なおみ(23)=日清食品=が27日、東京五輪のシングルス3回戦で敗退。試合後は義務付けられている取材エリアを通過せずに会場から引き揚げるほどショックが大きかった。関係者の説得に応じて約30分後に戻り、涙を流しながら「初めての五輪で重圧を感じた。負けたことは悲しいが、五輪に出られてうれしく思う」と言葉を振り絞った。

 2回戦までの安定したプレーを発揮できなかった。世界ランキング42位で2019年全仏オープン準優勝のマルケタ・ボンドロウソバ(22)=チェコ=に1―6、4―6で完敗した。


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