ねぶたを「台上げ」、青森 祭り中止、秋の披露目指す

2年連続で「青森ねぶた祭」が中止となる中、「ねぶた」を台車に乗せる「台上げ」が行われた=27日午前、青森市

 青森市で27日、巨大な武者灯籠「ねぶた」2台を台車に乗せる「台上げ」が行われた。東北の夏を代表する「青森ねぶた祭」は新型コロナウイルスの影響を受け2年連続で中止となったが、秋に向け検討中の代替行事でのお披露目を目指す。

 ねぶたは高さ約5メートル、幅約9メートルで、豪傑2人が賊を成敗する様を描いた「雪の瓦罐寺」と、妖術使いが技を競う「術競べ 袴垂保輔と鬼童丸」の2台。「せーの!」の掛け声とともに、位置を調整しながら約40分で2台を台車に乗せ終わると、参加した約70人から拍手が起こった。

 祭りの実行委員会は、市内の制作スペースでの秋の展示を検討している。


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