サモア、23年ぶりに政権交代 女性首相、総選挙の勝利確定

国際会議に出席するフィアメ・ナオミ・マタアファ氏=2013年4月、ニュージーランド首都ウェリントン(ゲッティ=共同)

 【シドニー共同】南太平洋の島国サモアで4月行われた総選挙で明確な勝敗がつかずツイラエパ首相が退陣を拒否していた問題で、女性のフィアメ・ナオミ・マタアファ元副首相(64)率いる野党FAST党の勝利がこのほど確定し、約23年ぶりの政権交代が実現した。フィアメ氏は27日、政府庁舎に入って新政権を本格始動させた。

 サモアでは、ツイラエパ政権がつくった対中国の巨額債務が問題化。フィアメ氏は、中国が支援する1億ドル(約110億円)規模の港湾開発計画を棚上げする方針を表明している。


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