ロシア北方四島構想、評価避ける 官房長官「コメント控える」

 加藤勝信官房長官は27日の記者会見で、北方領土の択捉島を訪問したロシアのミシュスチン首相が明らかにした北方四島で関税を免除する特別区設置構想について評価を避けた。「詳細を聞いているわけではないので、具体的なコメントは差し控える」と述べた。

 ミシュスチン氏の訪問に先立ち、北方四島での共同経済活動の実現に期待感を示したプーチン大統領の発言を「留意している」と重ねて指摘。日本の法的立場を害さないことを前提に、ロシア側と精力的に協議しているとした。「関連の情報収集を行い、適切な対応を図っていく」と語った。


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