緊急宣言の人出抑制効果薄まる 東京駅は10%減どまり

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言は、回を重ねるごとに人出を抑制する効果が薄まっている。東京都で4回目の宣言開始から2週間を前にした25日の人出は、1回目の宣言開始前の昨年3月(日曜日平均)に比べ、JR東京駅で10%減にとどまった。ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」のデータから午後9時台の人出を抽出した。

 昨年3月の日曜日平均の人出と、1〜4回目の宣言開始から約2週間後の日曜日の人出を東京駅で比較。宣言1回目の昨年4月は昨年3月に比べ65%減。減少幅は2回目の今年1月に42%減、3回目の5月に33%減、4回目の今月25日には10%減となった。


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