2021年7月26日 22:14 | 無料公開
福島県桑折町で収穫されたモモ「あかつき」=23日
皇室に献上するモモの産地、福島県桑折町で主力品種「あかつき」が収穫期を迎えた。4月の遅霜で花が凍る被害に遭ったが、その後は天候に恵まれ、残った実は例年に比べ良い味に育った。伊達崎地区の蓬田宗由さん(43)は「量は少ないが一個一個に愛情がこもっているので、ぜひ食べて」とPRしている。
伊達果実農業協同組合(同町)によると、町内の収穫量は平年の約2割減にとどまる見込みだが、冷気がたまりやすい地形の阿武隈川沿いには壊滅的な畑もあるという。
福島県のモモの出荷量は山梨県に次ぐ全国2位。桑折町は土壌や、寒暖差が大きいことが生育に適している。