柔道の阿部兄妹、初の同日V 金ラッシュ、1日4個

男子ストリート決勝で演技する堀米雄斗の連続合成写真(上から下へ)=有明アーバンスポーツパーク

 東京五輪第3日の25日、柔道で男子66キロ級の阿部一二三(23)と女子52キロ級の阿部詩(21)の兄妹がそろって金メダルを獲得した。日本オリンピック委員会(JOC)によると、男女のきょうだいが五輪のメダルを取るのは日本初。女子52キロ級の日本勢制覇も初めてで、男子66キロ級は2008年北京五輪以来、3大会ぶり。

 競泳の女子400メートル個人メドレーは大橋悠依(25)が優勝し、女子個人メドレーで初の金メダル。新競技スケートボードの男子ストリートで堀米雄斗(22)も初代王者となり、日本は1日で金メダル4個と量産した。前日の柔道男子60キロ級の高藤直寿(28)と合わせ今大会5個。

 ソフトボールの日本は1次リーグでカナダに1―0でサヨナラ勝ち。4連勝で27日の決勝に進み、銀以上が確定した。北京五輪の金に続くメダル獲得となる。卓球の混合ダブルスで水谷隼(32)、伊藤美誠(20)のペアは26日の決勝に進出し、銀以上を決めた。

 サッカー男子1次リーグの日本は久保建英(20)の先制ゴールなどでメキシコを2―1で破り2連勝、決勝トーナメント進出へ前進した。

 テニス女子シングルスでは、開会式で聖火点火者を務めた大坂なおみ(23)が1回戦を突破した。


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