看護師ボクサー、黙々と夢追う 五輪開会式冒頭に登場

勤務先の医療機関でボクシングを教える看護師の津端ありさ=4月

 ボクシング女子ミドル級で出場を目指した看護師の津端ありさ(28)=ライフサポートクリニック=が、開会式冒頭に黙々と一人でトレーニングするアスリートとして登場した。

 新型コロナウイルス禍で逼迫する医療現場で対応に追われながら、限られた時間で練習を続けた。しかし、世界最終予選がコロナの影響で中止となり、東京への挑戦は終わった。

 今春「多くの人が亡くなっている。五輪をしていいのかという声があるのは当然だと思う。でも選手は一日一日に人生を懸けている。その努力が報われてほしいと心から思う」と語っていた。


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