名古屋城に金しゃち戻る 地上展示終了、ヘリで搬送

ヘリコプターで名古屋城の天守閣へ戻される「金のしゃちほこ」=22日午前、名古屋市

 16年ぶりに地上に下りた名古屋城の「金のしゃちほこ(金しゃち)」が22日、ヘリコプターでつり下げられ、再び天守閣に戻った。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ地域経済を活性化させようと、3月に地上に下ろされ、名古屋市内などで一般公開されていた。

 午前8時すぎ、鉄枠に入った金しゃちをヘリが雌雄一体ずつワイヤでつり、計15分ほどかけてゆっくりと天守に戻した。8月中旬には足場や囲いが撤去され、元の姿になる。

 作業を見守った名古屋市の河村たかし市長は「金しゃちには高いところから新型コロナウイルスで苦しむ名古屋の皆さんを励ましてほしい」と語った。


  • LINEで送る