2021年7月22日 08:12 | 無料公開
21日、カザフスタンのバイコヌール基地から打ち上げられた実験棟「ナウカ」搭載のプロトンロケット(ロスコスモス提供、タス=共同)
【モスクワ共同】ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは21日、プロトンロケットで同日打ち上げた実験棟「ナウカ」が軌道に乗り、打ち上げに成功したと明らかにした。ロシアが所有する初めての本格的な実験棟。29日に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングする予定。
ナウカの開発は2000年代に始まったが、財政難や技術的な問題で打ち上げが延期されてきた。長さ約13メートル、幅約4メートル、重さ約20トンで、ロシアが大型棟を打ち上げるのは00年に居住棟「ズベズダ」を打ち上げて以来約20年ぶり。
ナウカはロシア語で「科学」を意味し、技術研究に活用する。