「香港産」ウナギ6トン輸入 出所不明、密輸の指摘

不透明な国際取引が指摘されているニホンウナギの稚魚、シラスウナギ(第11管区海上保安本部提供)

 出所の不透明さが指摘されている「香港産」のニホンウナギの稚魚、シラスウナギの日本への輸入が続いており、昨年11月から今年4月までの今期は計6トンに上ったことが18日、日本の貿易統計から明らかになった。香港にはシラスウナギ漁の実態がなく、専門家は輸出を禁じる台湾などから密輸された可能性が高いと指摘。法規制の対象にするべきだとの声もある。

 水産庁などによると、昨年11月から今年4月までの日本国内のシラスウナギ採捕量は11・3トン。輸入も含めた合計は18・3トンで、このうち3割が香港産となる計算だ。


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