WHO、ワクチン供給格差に懸念 3回目4カ国「著しく不公平」

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は12日の記者会見で「(新型コロナウイルスの)ワクチン供給は著しく不公平になっている」と述べ、地域間の供給格差に懸念を示した。発展途上国を中心に医療従事者や高齢者らのワクチン接種が依然として進んでいない一方で、一部の国は3回目の追加接種に向けたワクチン発注を行っている。

 WHOのスワミナサン首席科学者によると、2回の接種が必要なワクチンが多いが、効果を持続させるため「ブースター」と呼ばれる3回目以降の接種計画を表明した国が既に4カ国ある。


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