東京に4度目の宣言発令 迫る五輪、高まる第5波懸念

東京都庁舎(中央)=東京都新宿区

 東京五輪の開幕が迫る中、4度目の新型コロナウイルスの緊急事態宣言が12日、東京都に発令された。8月22日まで。沖縄県の宣言、埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県のまん延防止等重点措置も同じ期限で延長された。市民には「自粛疲れ」が見られ、「緊張が続かない」「何のための宣言なのか」との声も。感染者数は再び増加し「第5波」の懸念が高まる。

 東京五輪は首都圏1都3県、北海道と福島県では無観客開催となる。国立競技場に近い渋谷区神宮前の居酒屋「もつ鍋旦過」の店主西村和行さん(65)は「自分の店で感染させたくないので営業自粛する。国や都はしっかり対応してほしい」と求めた。


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