職場接種、ファイザー製使わず 行革相、自治体向けには活用

注射器に移し替えられる米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン=仙台市

 河野太郎行政改革担当相は25日午後、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスワクチン職場接種を巡り、米モデルナ製に加えて米ファイザー製を活用する考えはないと重ねて強調した。「モデルナ製で固定する」と述べた。一方、自治体が実施する大規模接種は、モデルナ製が足りなくなった際にファイザー製を活用するとした。

 河野氏は、自治体の大規模接種に割り当てる米モデルナ製1700万回分のうち、申請のあった1200万回分を既に受理したと表明。この他に、1200万回分の申請があるため、割り当てを超える700万回分は、ファイザー製の使用を検討するとの見通しを示した。


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