職場接種申請、一時停止へ 企業・大学の要望殺到

注射器に移し替えられる米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン=仙台市

 政府は25日、新型コロナウイルスワクチン職場接種の申請受け付けを午後5時で一時停止した。企業・大学による要望が殺到し、使用する米モデルナ製の輸入ペースが追い付かないため。申請件数が想定を超えており、政府内では停止が長期化するとの見方が強まった。そのまま打ち切る可能性もある。複数の政府関係者が明らかにした。

 河野太郎行政改革担当相は記者会見で、モデルナ製ワクチンの割り当てを、企業と大学向けに3300万回分、自治体大規模会場向けを1700万回分にすると発表した。

 24日時点で企業と大学の申請件数は3310万回分に達し、既に割り当てを超えている。


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