中学生集団接種へ、福島・相馬 同調圧力懸念に配慮

 福島県相馬市は25日までに、中学生への新型コロナウイルスワクチンの集団接種を7月27日から行うと決めた。文部科学省などは、同調圧力から事実上の強制になるとして、学校での集団接種を「推奨しない」と通知している。市は会場を学校外とするなど、生徒間で接種の有無が分からず、個別接種も選べるよう配慮する。

 市によると、市立中の生徒約960人へのアンケートでは約650人(68%)が接種を希望している。保護者にも意思を確認し、8月中に2回目の接種を終わらせる。

 会場は市内の体育館。接種順は校区にかかわらず名字の五十音順で割り当て、同じ学校の生徒が固まらないようにする。


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