EU、ロシアと会談案合意できず 独仏提案、東欧が反対

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)首脳会議は25日未明まで、ウクライナ危機や反体制派に対する毒殺未遂などを巡って悪化が続くロシアとの関係について協議した。ドイツとフランスは現状の打開に対話が必要として、ロシアとEUの首脳会談実施を他の加盟国に提案したが、厳しい対ロ認識を持つポーランドやバルト3国などの反対で合意できなかった。

 かつて旧ソ連に支配されたリトアニアのナウセーダ大統領は会場入りの際、ロシアとの首脳会談は「ハチミツのつぼを守るためにクマを雇おうとする」ようなものだと記者団に述べ、ロシアへの強い不信感を示していた。


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