陸自、英国加え米豪と上陸訓練 対中けん制策

米軍との実動訓練を行う陸自の水陸機動団=2020年2月、沖縄県金武町の米軍ブルービーチ訓練場

 陸上自衛隊は24日、離島防衛専門部隊「水陸機動団」(長崎県佐世保市)がオーストラリア陸軍、米海兵隊、英国海兵隊と水陸両用作戦の共同訓練「タリスマン・セイバー」を実施すると発表した。これまで参加国が日米豪3カ国だった訓練に初めて英国が加わる。太平洋周辺で英国との連携をアピールし、海洋進出を強める中国をけん制する狙いとみられる。

 英国は今年、最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を中核とする打撃群をインド太平洋に派遣。今回の訓練参加もこの地域での存在感の向上を図る動きと言えそうだ。


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