アフガン、米軍撤退半年で崩壊も 情報機関、タリバン攻勢と分析

治安部隊への支持と、タリバンと戦う準備ができていることをアピールする集会。武装した男性数百人が集まった=23日、アフガニスタンの首都カブール郊外(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは23日、アフガニスタン駐留米軍の撤退後、反政府武装勢力タリバンの攻勢を受けてアフガン政府が半年から1年以内に崩壊する恐れがあると米情報機関が分析していると報じた。早ければ7月にも撤退完了の見通しだが、その後の政府軍への支援策は明らかでなく、一層の治安悪化に懸念が強まっている。

 アフガンでは4月下旬の米軍撤退開始後、タリバンが攻勢を強め、地方を次々と支配下に置いている。同紙によると、米情報機関は当初、撤退完了から2年程度はアフガン政府が持ちこたえると予測したが、最新の分析で大幅に短縮した。


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