米で若者に接種後、まれに心筋炎 CDCが報告、接種は推奨

新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける人=5月、米ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は23日、米ファイザーやモデルナの新型コロナウイルスワクチン接種後、若い世代を中心に極めてまれに心筋炎がみられることを有識者委員会に報告した。ワレンスキCDC所長や医師、看護師らの団体は連名で、ワクチンで発症や重症化を防ぐ利益の方がリスクを上回るとし、接種を推奨する声明を発表した。

 接種との因果関係は不明だが、食品医薬品局(FDA)は、ワクチンの説明文書に注意喚起を記載する方針。

 両社のワクチンはメッセンジャーRNAという遺伝物質を活用した新しい仕組み。


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