ワクチン副反応「重大懸念なし」 厚労省専門部会

 厚生労働省は23日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの接種後、重いアレルギー反応が出るアナフィラキシーと診断された症例は、13日までに接種約2324万回のうち238件だったと公表した。100万回当たりでは10件。多くは軽快し、同省の専門部会は「重大な懸念は認められない」とした。

 厚労省によると、死亡例は前回会合の6月9日から18日までに、ファイザー製で159人、米モデルナ製で1人の計160人だった。モデルナ製接種後の死亡例公表は初めて。ワクチンとの因果関係は79人が分析中で、残りは関係が認められないか、評価できないとされた。


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