ワーケーション新幹線導入 山形、鉄道需要回復狙う

ワーケーション新幹線を紹介する山形県の小林剛也みらい企画創造部長=23日午後、県庁

 山形県とJR東日本仙台支社は23日、仕事をしながら余暇も楽しむ「ワーケーション」専用の車両を山形新幹線に導入すると発表した。新型コロナウイルス禍で日常化するテレワークの利用者を首都圏から呼び込み、落ち込んだ鉄道需要の回復につなげる狙い。10月1日から運行を始める。

 県によると、上野が始発で大宮駅に停車した後はノンストップで、山形県内では各駅を結ぶ。足湯がある「とれいゆつばさ」の車両を活用、会議スペースやWi―Fiのほかバーカウンターを備える。今後の運用は需要を見て検討するとしている。

 呼び込んだ人材と企業を結びつけ、イノベーションを促し雇用を創出する。


  • LINEで送る