赤木ファイル、訴訟で証拠採用 妻、第三者の再調査求める

 森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんで2018年3月に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が、国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が23日、大阪地裁(中尾彰裁判長)で開かれた。赤木さんが改ざん経緯をまとめた「赤木ファイル」が証拠として採用された。

 ファイルが22日に開示されて初の口頭弁論に臨んだ雅子さんは、真相解明には第三者による再調査が必要と訴えた。

 ファイルには、財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官(63)が改ざんを指示したとうかがえる文書やメールがあった。


  • LINEで送る