保育園で「マグロ集会」、鳥取 境港、漁や生態学ぶ

「マグロ集会」で再現された競りに参加する園児ら=23日午前、鳥取県境港市

 全国有数のクロマグロ水揚げ量を誇る鳥取県境港市のあがりみち保育園で23日、園児が漁や生態についてクイズや演劇などで学ぶ「マグロ集会」が開かれた。郷土の食文化に関心を持ってもらおうと、市が2012年から毎年取り組む食育事業の一環。水産関係者らが保育園などを巡回し実施している。

 4〜6歳児約50人は、マグロが泳ぎながら眠ることや、5千万個の卵から成魚になるのが約10匹であることなどを身を乗り出して聞いた。巻き網漁を再現した劇でマグロ役の保育士がイカをえさに捕獲され、そのまま競りに。「150円」「5千円」などと小さな手が次々に挙がった。


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