鹿児島の諏訪之瀬島で噴火 警戒レベル3に、被害なし

鹿児島県・トカラ列島の諏訪之瀬島で噴火した御岳=23日午前0時4分(鹿児島地方気象台提供)

 鹿児島県・トカラ列島の諏訪之瀬島(十島村)の御岳が23日午前0時4分ごろ、噴火した。火口から南東約900mで大きな噴石の飛散が複数回確認された。気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、火口周辺2キロの範囲に警戒を呼び掛けた。

 村や県警によると、集落は火口から約4キロ離れており、けが人や物的な被害は確認されていない。気象庁によると、御岳火口では21日以降計27回の噴火が発生。21日にも火口から約900mの地点まで大きな噴石が飛散するなど、噴火活動が活発化している。村によると、23日時点で同島には39世帯、84人が居住する。


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