同姓同名の人に誤ってワクチン 岡山の医療機関、接種3回目

 岡山市は22日、市内の医療機関で、新型コロナウイルスのワクチンを本来接種すべき高齢者の女性ではなく、持病の診察で訪れていた同姓同名の90代女性に誤って接種したと発表した。この女性は既に2回の接種を終えており、3回目の接種になった。体調に異変はないという。

 市によると2人の女性は知人同士で、いずれも車いすに乗り、隣り合って待合室にいた。名前を呼ばれると90代女性が応じ、看護師がそのまま接種担当医の診察室へと案内した。

 担当医は問診で氏名を尋ねて「本人」と確認し、接種した。注射するとは伝えたが、ワクチン接種であることは告げていなかった。


  • LINEで送る