「個室の在り方考える」 立てこもり事件で国家公安委員長

 さいたま市のインターネットカフェ立てこもり事件で、個室ブースに女性店員が32時間余り監禁されたことについて、小此木八郎国家公安委員長は22日、閣議後記者会見で「従業員の不安を考えると、店内の個室の在り方を考えていかなければいけない」と述べた。

 警察当局は、インターネットカフェが犯罪に悪用されないよう防犯指導などの対策を進める。

 事件では女性店員を監禁しけがを負わせたとして、逮捕監禁致傷容疑で無職の男が送検されている。小此木氏は「悪質で許されない。どういう背景で監禁行為に至ったか、取り調べがしっかりと行われるよう警察を指導していきたい」と強調した。


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