国が赤木ファイル提出 財務省、決裁文書改ざん

赤木俊夫さん(妻提供)

 森友学園の国有地売却問題を巡る財務省の決裁文書改ざんで、国は、自殺に追い込まれた近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=が改ざんの過程をまとめた「赤木ファイル」を大阪地裁に提出したことが21日、関係者への取材で分かった。国に損害賠償を求めて提訴した原告の妻雅子さん(50)側にも郵送し、22日にも内容が明らかになる見通し。

 雅子さんの代理人の生越照幸弁護士が明らかにした。財務省が2018年6月に公表した調査報告書では、赤木さんに対する改ざんの具体的な指示の内容や指揮系統は判然としていなかった。


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