ミャンマーの平和祈願、大阪 帰国拒否選手、寺で読経中に涙も

仏日寺の本堂で手を合わせるピエ・リヤン・アウン選手(左)=20日午前、大阪府池田市

 5月の千葉市でのサッカー・ワールドカップ(W杯)予選でミャンマー国軍への抗議を3本指のポーズで示し、帰国を拒否した同国代表のピエ・リヤン・アウン選手(27)を支援する弁護士は20日、難民認定を22日に大阪出入国在留管理局(大阪市)に申請する方針だと明らかにした。

 同選手は20日、大阪府池田市の仏日寺(黄檗宗)を支援者と共に訪れ、母国の平和を祈願した。この日は国連が定めた「世界難民の日」。本堂で住職らの読経が流れる中、同選手は正座して手を合わせ、時折目頭を強く押さえて涙を拭った。報道陣に「家族に会いたい。一日も早く平和が訪れるよう祈った」と話した。


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