大川小遺族が聖火つなぐ サンドウィッチマンも、宮城

聖火のトーチを掲げて走る、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん=19日午後、宮城県女川町

 東京五輪の聖火リレーは、19日午後も宮城県で続き、ランナーは東日本大震災で被災した沿岸部を進んだ。石巻市では、津波で児童と教職員計84人が犠牲となった市立大川小で娘を亡くした鈴木典行さん(56)が、「遺族が走ることで大川小で何が起きたのか知ってほしい」との思いで駆け抜けた。

 初日ゴールの女川町では、同県出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」が、被災地への思いを胸に走った。伊達みきおさん(46)は「震災から10年。世界からもたくさんの協力をしてもらった。きれいになった女川を感じてもらえたと思う」と語った。


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