食中毒、サルモネラ菌か 牛乳製造業者を業務停止へ

 富山市の小中学校などで牛乳を飲んだ児童生徒らが食中毒の症状を訴えている問題で、市が症状を調査した約500人のうち90人程度に発熱が見られることが19日、市関係者への取材で分かった。サルモネラ菌が原因の食中毒でよく見られる症状だという。市は当初、黄色ブドウ球菌が原因とみていたが、サルモネラ菌の可能性の方が高いとみて調査を続ける。

 市が、牛乳を製造した同市の「内田乳業」に、食品衛生法に基づく業務停止命令を出す方向で検討していることも分かった。搾乳や学校での管理に問題が見られなかったことから、製造工程で食中毒の原因となる問題が生じた可能性が高いと判断した。


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