遺骨収集男性がハンスト開始 知事に辺野古不承認促す

沖縄県庁前でハンガーストライキを始めた市民団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表(左)=19日午前

 太平洋戦争末期の沖縄戦の戦没者遺骨を収集している那覇市の市民団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表(67)は19日、那覇市の県庁前でハンガーストライキを始めた。遺骨が眠る本島南部の土砂が、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設で埋め立てに使われる恐れがあると訴え、工事を巡り政府が県に申請した設計変更を不承認とするよう玉城デニー知事に促す狙い。

 具志堅さんは「知事が不承認にするだろうという話は聞こえてくるが、本人の口から政治生命を懸けて基地を造らせないと表明してほしい。多くの県民の民意なので、もっと自信を持って進めて」と訴えた。


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