入管収容死、支援者が告発 保護責任者遺棄致傷疑い

ウィシュマ・サンダマリさん(遺族提供)

 名古屋出入国在留管理局の施設に収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が死亡した問題で、支援者の平田雅己名古屋市立大准教授は18日、保護責任者遺棄致傷容疑の告発状を名古屋地検に提出し、受理されたと明らかにした。

 平田氏は18日、記者会見し「一人の市民として悲劇に心を痛めた。自分に何ができるかを考え、告発に至った」と説明した。容疑者は不詳とした。

 出入国在留管理庁の中間報告によると、ウィシュマさんは17年に「留学」の在留資格で入国後、不法残留となり、退去強制命令を受けて昨年8月に収容された。今年3月6日、病院で死亡が確認された。


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