牛乳製造業者を立ち入り、富山 小中学校などの食中毒症状

富山市役所

 富山市の小中学校と保育施設で900人超が食中毒の症状を訴えている問題で、全施設で共通して提供された食材が牛乳だけだったことが18日、市への取材で分かった。市は体調不良の原因を牛乳とほぼ断定し、同日までに製造業者を立ち入り調査。黄色ブドウ球菌による食中毒の可能性があるとみている。

 立ち入り調査を受けた内田乳業(富山市)の内田喜夫社長は「今までに食中毒のようなことはなく、心当たりはない」と話した。出荷済みの牛乳は既に回収し、当面、新たな出荷も控えるとしている。


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