大学の対面授業受けられず損害 明星大生、賠償求め提訴

 東京都立川市に住む明星大2年の男子学生(19)が17日、新型コロナの影響で約1年間、対面授業を受けられなかったとして、運営する学校法人に対し、授業料の一部や通学できなかった精神的損害計145万円を賠償するよう求める訴訟を東京地裁立川支部に起こした。

 学生は取材に「思い描いたキャンパスライフを送れず、孤独を感じた人は多いと思う。大学は学生と真摯に向き合い、対応が適切だったか考えてほしい」と話した。

 訴状によると、学生は昨年4月1日、経営学部に入学。同7日に国が緊急事態宣言を出したことを受け、全授業がオンラインになった。今年4月、一部で対面授業が再開した。


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