月内にも難民認定申請 帰国拒否のミャンマー選手 「五輪参加すべきでない」

記者会見するサッカー・ミャンマー代表のピエ・リヤン・アウン選手=17日午後、大阪府庁

 5月の千葉市でのサッカー・ワールドカップ(W杯)予選試合で、ミャンマー国軍への抵抗を3本指のポーズで示し、帰国を拒否した同国代表のピエ・リヤン・アウン選手(27)が17日、大阪府庁で記者会見した。同席した弁護士は、月内にも難民認定を申請する方針を明らかにした。

 帰国拒否から一夜明け、同選手は「家族や(帰国した)チームメートが心配。自分の日本での生活も不安だ」と語った。「ミャンマーは平和な国ではない」として、平和の祭典である東京五輪に参加すべきでないと思うと語った。

 難民認定の申請先は、大阪出入国在留管理局(大阪市)を予定している。


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