東海道新幹線、車いすの乗降楽に JR東海、東京駅を改良

改良工事が完了し、車いすの乗客が駅員の介助なしでも乗り降りできるようになった東海道新幹線の東京駅ホームの一部=17日午後

 JR東海は17日、東海道新幹線の東京駅ホームの一部で、車両との段差や隙間を縮小する改良工事が完了したと発表した。車いすの乗客が駅員の介助なしでも乗り降りできるようになった。国土交通省が2019年に改訂したバリアフリーに関するガイドラインに沿った対応で、全国の新幹線駅で初めてとしている。

 JR東海によると、六つあるホームのうち四つで、車いす専用スペースを備えた車両が停車する位置にスロープやゴム板を取り付けた。従来5〜8センチあった段差が3センチ、9〜11センチあった隙間が7センチになり、駅員が車両とホームの間に渡り板を置かなくても車いすで乗降が可能になる。


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