米5月住宅着工3・6%増 2カ月ぶりプラス

 【ワシントン共同】米商務省が16日発表した5月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で157万2千戸と前月より3・6%増え、2カ月ぶりのプラスとなった。前年同月と比べると50・3%伸びた。

 主力の一戸建て住宅が前月より4・2%増えたのが全体をけん引した。住宅ローン金利が低水準の中、新型コロナウイルス禍で在宅勤務が広がったのをきっかけに、郊外の広い住宅を求める需要が堅調だった。

 ただ、木材価格高騰などを背景に住宅価格は上昇傾向にあり、不動産業者は「消費者心理に悪影響を及ぼしている」と指摘している。


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