消防士訓練中死亡で和解へ、山口 遺族に7400万円

 山口県消防学校で2020年7月、立ち泳ぎの訓練中に防府市消防本部の消防士大村翔さん=当時(21)=が溺れて死亡した事故で、県は16日、遺族に約7400万円を支払うと発表した。6月議会で賠償額を盛り込んだ補正予算案が承認されれば遺族と和解する。

 県消防保安課によると、事故原因や再発防止策を検討する第三者委員会の意見を踏まえ、遺族側に和解金額を提示し、5月中旬に了承を得たという。村岡嗣政知事は16日の記者会見で「二度とこのようなことがないよう安全対策に取り組む」と述べた。


  • LINEで送る