五輪合宿の南スーダン選手が接種 前橋「リスク減り感謝」

新型コロナウイルスのワクチン接種を受けるグエム・アブラハム選手(右)=16日午後、前橋市

 東京五輪・パラリンピックに向けて前橋市で長期合宿している南スーダンの選手らが16日、市内で新型コロナウイルスのワクチンを接種した。予約キャンセルで余ったワクチンを使った。

 市の集団接種会場で陸上選手2人とコーチの計3人が接種。陸上男子1500メートルのグエム・アブラハム選手(22)は接種後、記者団に「感染したり、させたりするリスクが減った。市に感謝している」と話した。

 市によると、前日にワクチンが余ることが分かり、選手に希望を聞いて接種が決まった。滞在する選手団は5人で、残る2人は意向が確認できれば日程を調整する。


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