熱中症で1830人搬送 前週の約3倍、死者4人

 総務省消防庁は15日、熱中症のため7〜13日の1週間に全国で1830人が救急搬送されたとの速報値を発表した。前週(5月31日〜6月6日)の638人から3倍近く増えた。宮城、東京、和歌山、大分の4都県で計4人の死亡が確認された。

 9日に福岡県久留米市や佐賀市で猛暑日を記録するなど、前週に比べて全国的に暑さが厳しかった。消防庁は小まめな水分補給など予防策を呼び掛けている。

 3週間以上の入院が必要な重症は45人、短期の入院が必要な中等症は609人。65歳以上が1020人と半数超だった。

 都道府県別は東京が136人と最多で、大阪106人、愛知104人と続いた。


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