米ゴールドマン賞、平田仁子氏に 石炭火力の建設中止求める活動

神奈川県横須賀市に建設中の石炭火力発電所の前で抗議活動をする平田仁子さん(左)=2月(ゴールドマン環境財団提供)

 米ゴールドマン環境財団は15日、草の根の環境保護活動家に贈るゴールドマン環境賞の21年の受賞者に、石炭火力発電所の建設中止を求める活動をする市民団体「気候ネットワーク」の平田仁子理事(50)を選んだと発表。同賞は「環境分野のノーベル賞」と呼ばれ、過去の受賞者には、後にノーベル平和賞を受賞したケニアの故ワンガリ・マータイさんがいる。

 気候変動問題に取り組む非政府組織(NGO)の一員として、二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電所の国内での建設や、日本の政府や金融機関による海外支援を中止するよう、長年活動を続けてきたことが評価された。

 日本人の受賞は3人目。


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