菅内閣不信任案を否決 首相、今国会解散見送り

15日の衆院本会議

 衆院は15日の本会議で、立憲民主党など野党4党が共同提出した菅内閣不信任決議案を自民、公明、日本維新の会などの反対多数で否決した。菅義偉首相は新型コロナウイルス対策の切り札と位置付けるワクチン接種を優先させるため、今国会での衆院解散を見送る。立憲民主党の枝野幸男代表らは菅政権の新型コロナ対策を批判した。

 不信任案は、菅内閣による新型コロナへの対応の遅れを非難。東京五輪・パラリンピックについて「菅内閣は大会開催を強行しようとしている。東京五輪を自らの政権浮揚に利用しようという菅内閣の邪心は断じて容認することができない」とした。


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