巨大観音像の解体工事開始、兵庫 淡路島、高さ約100m

兵庫県・淡路島の「世界平和大観音像」=14日午後(共同通信社ヘリから)

 兵庫県の淡路島で、所有者が亡くなり国の所有となっている高さ約100メートルの巨大な観音像の解体工事が14日、始まった。老朽化で壁の一部が落下するなど危険性が高まっていた。9月以降から本格的な作業を開始。完了は2023年2月ごろを見込んでいる。

 淡路市の「世界平和大観音像(通称)」で、観音像を囲むように足場を設け、頭部から下に向けて取り壊す予定。財務省近畿財務局によると、14日は工事を落札した大阪市の建設会社の関係者が周辺の草刈りをし、囲いを設ける準備をした。

 観音像は1982年、海を望む高台に建てられ、観光スポットとして知られていた。


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