ワクチン職場接種、日航も開始 水際対策で1週間前倒し

JALグループが実施した新型コロナウイルスワクチンの職場での接種を受ける客室乗務員=14日午前、羽田空港

 企業の従業員らを対象とした新型コロナウイルスワクチンの職場接種が始まった。先陣を切ったのは航空業界で、全日本空輸が13日から羽田空港で実施、日本航空も14日に開始した。両社は当初、政府が開始の目安とした21日からの実施を想定していたが、国際線の水際対策を強化する観点から優先的な扱いとなり、約1週間前倒しした。

 JR東日本や伊藤忠商事など多くの大企業が21日の開始を目指して準備を進めており、同日には各大学で学生らへの接種も始まる。政府の11日午後5時時点の集計によると、企業・大学などの接種申請は予定者数で約907万人分、会場数で1821件。


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