全仏側、大坂処分の正当性強調 「会見出席は責務」

 【パリ共同】テニスの全仏オープンで精神的負担を理由に記者会見を拒否し、「うつ」を告白した上で棄権した大坂なおみ(日清食品)を巡り、大会を主催するフランス連盟のモレトン会長は13日の会見で、罰金処分を科すなどした対応に問題はなかったとの見解を示した。「選手全員の公平性が必要だ。ツアー大会にはルールがある。われわれは正しい選択をしたと思う」と強調した。

 男子の元トップ選手で大会責任者のフォルジェ氏は、会見出席は「選手の責務だ」と指摘。大坂に接触を試みたものの実現できなかったことを明らかにした。その上で「来年全仏で再会できることを楽しみにしている」と期待した。


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