東芝、取締役選任案を変更 社外取締役の2人退任へ

東芝本社が入るビル=4月、東京都港区

 東芝は13日、昨年7月の定時株主総会の運営に問題があったと結論付けた外部弁護士の調査報告書を受け、今月25日に開く定時株主総会に諮る取締役選任案を変更すると発表した。当初の13人のうち、社外取締役で監査委員会委員長の太田順司氏ら2人は退任とし、候補を11人に減らした。

 報告書について「指摘は真摯に受け止めている」との見解を示した。再発防止策も取りまとめるとした。

 ロイター通信によると、東芝の大株主であるシンガポールの資産運用会社は13日、東芝の永山治取締役議長ら4人の取締役に書簡を送り、即時辞任を求めた。綱川智社長は対象に含まれていない。


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