「64歳以下」の接種拡大 自治体主導、柔軟に対応

基礎疾患がある64歳以下への新型コロナウイルスワクチン接種が始まった岐阜県東白川村の会場でワクチンを接種する人(左)=9日午後

 64歳以下を対象とする新型コロナウイルスワクチンの一般接種が各地の自治体で広がってきた。ワクチン供給の本格化に伴って政府が方針を変更し、地域の実情に応じた柔軟な対応を認めたためだ。21日からスタートする職場・大学での接種に向けた準備も進められており、さらに接種機会が拡大する。

 愛知県弥富市は10日、60〜64歳の接種を始める。かかりつけ医による個別接種で高齢者向けの予約枠に余裕があることから予定を前倒しした。北海道大樹町は高齢者の2回目接種が6月中に完了する見通しで、14日からは60〜64歳で基礎疾患のない人、16〜64歳で基礎疾患のある人にも始める。


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