富山、2日目も走らず聖火つなぐ 藤原新さん「困難克服を」

公道での走行を取りやめ、無観客で行われた聖火リレーの代替イベント。壇上のランナーが関係者らを前に聖火を引き継いだ=3日午後、富山市

 東京五輪聖火リレーは3日、富山県の2日目を迎え、富山市の「富岩運河環水公園横親水広場」でトーチキスによる代替イベントを実施した。2012年のロンドン五輪にマラソンで出場した藤原新さん(39)=富山市=がアンカーを務め「どんな困難も克服できると信じて聖火をつないでほしい」と力強く語った。

 富山市出身で、女子ハンドボールの「アランマーレ富山」で活躍する横嶋遥さん(27)は「聖火をつないで、温かい気持ちになれた」と笑顔。開催に反対する世論も根強い東京五輪については「もし開催されるなら、元気、勇気をもらえような姿をアスリートの皆さんには見せてほしい」と希望した。


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