市長室のシャワールーム撤去せず 千葉・市川「災害時使う」

千葉県市川市の市長室のトイレに設置されたシャワールーム(同市提供)

 千葉県市川市が市長室内にシャワールームを設置した問題で、村越祐民市長は1日、市議会決議で求められていた撤去を見送り、災害時限定で使う方針を明らかにした。記者会見で「女性専用として活用していきたい。災害時以外は封印する」と述べた。

 シャワールームは昨年10月に設置。市長によると、災害時は自身が使用するほか、市長室を女性職員の休憩室として開放してシャワーを使ってもらい、その間、市長は別の部屋で職務に当たるという。

 市議会は3月、賛成多数で撤去の要請などを決議。村越市長は会見で「お騒がせし申し訳ない」と謝罪する一方で「必要な施設と考えている」と強調した。


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